10月13日に鎌倉警察署と護身術の講習を行いました。
対象は子供と親御さんで、主に小学校低学年のこどもが被害に合わないための方法をお教えしました。大雨にもかかわらず、20名の子供が参加し、楽しく学んでくれたようです。
開催の狙いは道場を知ってもらうことももちろんですが、一番は「護身術の心得がある人が鎌倉は多いぞ」という抑止力を働かせることです。
一回の講習で護身術は完璧にならないし、小さい子供はあまりにも無力です。だから抑止をしていくことが一番です。
鎌倉警察署と行うにあたって色々と議論を重ねてきましたが、我々が自分や大切な人を守るという意味での「護身」において、大きな問題が有ることに気づきました。
実践的な護身術を知る機会が今の世の中にはかなり少ない
皆さんは、最近護身術を習いましたか?(道場以外でですよ!)
警察の方とお話をしたら、実は護身術って知る機会がとても少ないことに気づきました。
- コロナ禍で講習の類の開催が難しい
- ストレス下で使えるように、継続して練習しないと護身術は使えない
- 相手を制圧する方法は公的機関から教えることはできない(怪我や過剰防衛のリスク)
この気付きから、街場の道場としてやるべきことって、もっと積極的に護身術が身近に学べるような機会を多くの方に提供することだと思いました。
余談ですが、往々にして護身術の議論をするとノイズも多く聞こえてきます。例えば、合気道をやっている人は「戦わないことが全てだから学ぶ必要がない」とか、格闘技やっている人は「それでは身を守れない」と言うかもしれません。
これらのノイズを常に考慮はしますが、考え続けるよりはやらないと始まらないので、開催した次第です。
合気道で街を安全に
今後はもっと回数を重ねて広く多くの人に護身術を届けたいと思っています。そして、私がいなくても長期に渡って街に根付く取り組みにしていきたいと思います。
- 1st step: 護身術を学んで合気道に興味を持つ
- 2nd step:継続的に稽古をして精神力を鍛える
- 3rd step: 自制ができる人に実践的な護身術を教える(学んだ人が1st stepを広める側になる)
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